高校で学年の下から二番目の成績だった、服部登が上京した理由。
富山に帰ることにした。
もちろんいろんな想いはある。
少しずつ東京でのことを振り返ることにする。
今回は東京に来るまでの流れ。
当時18歳。
勉強できなかった。
学年末テストで、198人中197番を取ってしまい、ショックを受けるも、後ろの席の友達が198番だったのを知ると笑ってた。
それくらいアホやった。
高3の夏、
野球部が甲子園初出場!
同じクラスの前田くんは、エースで3番バッター!
学校では英語が得意で勉強バリバリできる。
さらには、可愛い彼女。
完敗だ。
僕はいつも教室から、グランドの向こうに広がる田んぼを眺めていた。
将来は学校の先生になろうと思った。
社会好きだから社会の先生なろーって。
ずっと、東京学芸大学を模試の志望校に書いてた。
当たり前に毎回E判定。
合格まで程遠い。
先生には、地方の国立大ならB判定になるとこあるぞーって言われたり、教育学部にこだわらなければ経済とかたくさんあるぞーって言われたり、、、
けど、教育学部と東京にこだわった。
あとから聞いた話では親戚みな僕が東京に行くことに反対していたらしい。
ただ、僕は無理矢理にでも東京に行こうと思っていた。
ある日テレビで見た、世界の地価ランキング!に東京が上位だったのだ。
あーそっか、東京ってすごいよな、って、
プロジェクトXとか好きなテレビに出てくる憧れの舞台はみんな東京!
東京に憧れてた。
東京でビッグになりたい!と思ってた。
それで、無理矢理、埼玉大学の教育受けて
落ちて、私立のチャンレジ校も滑り止めも
全部都内の学校を受けた!
落ちても受かっても絶対東京!
って感じ。
結局滑り止めだった帝京大学の教育学科に入学した。
今はなくなった、寝台特急北陸で上京!