岩手県紫波町に行ってオガールプロジェクトを見てきた話。
地方創生とか、町おこしとか好きな人は、知ってるだろう。
って普通の町が注目を集めていることについて。
まず、今の地方の課題をざっくり整理。
1.交流人口が減少し、消費が低迷、雇用もできない。
2.国の補助金や助成金があれば、公共施設をつくりまくり、維持費は毎年行政の負担になる。
3.結果的に、お金がなく、新しい取組もできない。停滞する一方。
☆紫波町のすごいところ
1.交流人口を増やし、雇用を作った!
2.国の補助金・助成金に頼らず、株式会社を設立し儲かる仕組みをつくり、銀行から融資を受けた!
3.PPP(公民連携)手法を取り入れ、お金を生み出し、新しい成功例として、他市町村にも影響を与えた。
あとは、それらを実現可能な土壌(考えた方)が役所にあったこと。
良く、バレーボール専用体育館を作って!すごい!とか、言われているがそれは結果であって、その結果にいたるプロセスや、どのような考え方でその結果が生み出されたかがもっとシェアされるべきだと思う。
いろんな事例があっても、どこかを参考にして真似して成功しました!
なんて事例聞いたことない。あるのかもしれないけれど。
同一人物が同じ考え方で、複数の地域で成果を出すことはあるけれど、
考え方が同じなだけで、結果は当然違ってくる。
いかに厳しい財政状況を打破するかが課題であった。
そこで始まったのがオガールプロジェクト。
詳しくは、サイトを見てほしいが、
エッセンスでいうと、
行政と民間が連携すること。
図書館を併設することで、ビジネスを目的としない人が訪れる場所ができる。そこに、ビジネスをしたい企業にテナントを貸し出すことで、不動産業を行ったり、岩手県サッカー連盟?の本部を誘致し、交流人口の拡大をし、一般企業のビジネスチャンスをつくり、不動産価値を上昇させた。
この民間企業は、銀行からの融資で資金を調達し、経済活動を行う。
もちろん、民間企業なので固定資産税や法人税などの税金を市町村(県)に収めている。
紫波町は、他の市町村が多額の税金を投入して赤字の施設をつくり、失敗していく中で、民間企業と連携することで、町ににぎわいが生まれ上に、税収がアップという最高の結果を生み出すことができたのである。
私が話をしたことのある役所の方は、前例がないこと、リスクがあること、そういうことをとても嫌がり、良く考えもせずにできないという。
いや、そうではない。考え方が間違っているのである。
事務だけやる事務屋さんから、新しい街を創造するクリエイター屋さんに早く変わるべきである。
そんな私は、自分の家、土地を新しい里山の暮らし遊びをクリエイトしていきたい。
写真は、平成26年3月に実際に岩手県紫波町を訪問した際の写真と、氷見市で4月にあった岡崎氏の講演の様子である。
⇒駅を降りてロータリーを過ぎて、最初の交差点で止まるとこんな風景。両サイドの建物がオガール。全て2階建てです。2階建てにしたのにもいろいろ訳があります。
⇒オガール横にできた紫波町の新庁舎。この建物にもいろいろ話があるのだが割愛。
⇒オガールの中にある、スーパー。地元産の食材が目立ちます。
⇒スーパーで買った地元食材をすぐ横の広場でバーベキューにして食べれます!
これは、市民からのアイデア。実は、このオガールには市民の声もたくさん入っております。
⇒オガールで泊まりました。施設内にホテルがあります。
⇒夕食はないので、オガール内にある居酒屋へ。金曜だったのでほぼ満席です!!
⇒ここでも地元の食材に、岩手のお酒。紫波町のお酒を頂きました!
⇒ホテルの部屋の天井部。民間企業としてやってるので、必要最低限の投資に抑えるために、むき出しだったりします。こういうのは行政じゃできないこと。
⇒オガールのホテルは朝食付。この1階で食べます。
⇒地元食材を使った朝食はビュッフェスタイル。体に良さそう♪とてもおいしかった!
⇒稼ぐ!これは大事なキーワードです。
⇒バンカブルな思考力とは、お金をどう生むかという考え方。スキームづくりですね。
⇒ニッチテールとは、バレー専用コートを作ったこと。誰もやらないニッチなところを攻めろ!ってこと。