【僕の考え】大阪都構想をめぐる一連の流れが僕らに教えてくれたこと
みなさんご存知の通り、大阪都構想は5月17日の住民投票の結果、賛成69万4844票、反対70万5585票で否決されました。
その結果を受け橋下市長は、任期満了を待って政治家を辞めると宣言しています。
政治家、著名人のコメントをまとめてみました。
「日頃なかなか関心を持っていただけない地方自治体の制度や権限について、国民的議論を巻き起こした橋下徹大阪市長と関係者に敬意を表します」とコメント。
参照元:大阪住民投票に千葉市長「議論巻き起こした意義」 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
林文子横浜市長は、
「少し急がれたのではないか。もう少し時間をかけて、都構想を進められればよかったと思う」とコメント。
福田紀彦川崎市長は、
「自治体のあり方を住民そのものが決めていく、という画期的なことだったので、そのこと自体にすごく意味があった。全国の政令市と道府県が掲げている大都市制度について市民のみなさまと大いに議論したい」とコメント。
参照元:大阪都構想否決 神奈川県内反応「急ぎすぎた」「画期的」 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
「自治を住民に近づけることは非常に重要。東京の特別区でも努力しているところ。大阪の自治が今後もよりよい方向へ進むことを願う」とコメントした。
参照元:「妥当」「一石投じた」 大阪都構想否決 区長ら反応さまざま 東京 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
ツイッターで「多数決で物事が決まるなら世界は中国の思いどおりになる。。。」とつぶやいた。
松本人志、都構想結末に思わずつぶやいた 多数決で決まるなら中国の思い通り (デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
橋下市長を一定の評価するコメントが多い
橋下市長は、評価されていることは、魚をまな板の上に置いたこと、ですね。
初めて、市民が議論を始めただんと思う。
テレビや選挙で都構想ってずーーっと橋下市長が言っていても
ちゃんと勉強会をやったり参加した人は少ないだろう。
しかし、今回の住民投票を機に
住民自ら勉強会を開催したりと動きが活発になった。
まさに住民自ら考える住民自治だ。
私が残念に思うのは、どこまで市民は都構想を理解をして
どれだけ考えて、投票できたのだろうか。
白票が3,535票もあったことも特徴的であり、
大阪市民が悩んだ証拠と言えよう。
引退を宣言した橋下市長
今の任期を全うし、次期選挙には出馬しない旨を会見で述べた。
これに対して、辞めないでほしいという声が、維新の内部からも
市民からもあったようだ。
しかし、これは正しい考えであり、むしろ都構想を諦めて
政治家を続ける理由が彼には見当たらない。
都構想のために!と本気でやってきた橋下市長は、
自分の限界まで挑戦し、結果が出た。
もう継続する理由はないだろう。
政治は手段であって、目的ではない。
私自身、誰のために何を目指しているのか、
わかりやすく説明できる政治家になりたい。
個人的には、次期市長が今回の住民投票の結果を踏まえ
新たな政策を打ち出すことを願う。