ヘルパーやったら、ご家族に泣かされた話
いつも思うことは、
目に見えないものを見る力って大事。
男は特にうとい。
ヘルパーとして一生懸命働いてた。
かなり重度の男の子で、
誰かヘルパーさんかお父さんがいないと
大変な家だった。
朝は9時から夜遅いとお父さんが帰る22時まで。
会社の経営面では、お金になる利用者さんで
大事な大事なお客様。
絶対、社員しか入らなかった。
自分で一緒にゼロから創った会社。
命がけでヘルパーの仕事をこなしてた。
しかし、ある日あんたの会社大丈夫?
利用者のお母様が、言う。
え?何かありましたか??
とおれは聞くと。
脱税してるんでしょ?
他のヘルパーから聞いたわよ。
と言う。
んー、心当たりがないわけではない。
お母様は続けて話す。
口座作って会社に預けてるんでしょ?
だけど、給与は手渡しだって言うじゃない?
それに、会社で健康保険も入ってないんでしょ?
年金も自分で国民年金入っているらしいじゃない?
普通の会社はね、そんなことないの。
私もね、今は主婦だけど昔、バリバリ働いてたの、今ほど強くなかったわよ。
そりゃーかよわい乙女だったの!
と、お母様。
なんか、余計な話までぶちこんできたけど、
うちの会社の話は、嘘ではない。
会社は、確か社員が6名以下だと
厚生年金や健康保険に会社で入る必要はない。
会社としての負担が増えるそれらの保険などは、なるべく入らない!のが社長方針だった。
社員が当時、4名のうちの会社は、もろもろ未加入だった。
それは確かに普通の人から見たら、
ちょっと変だ。
正社員でしょ?ってなって普通。
経営を考えたら、他のヘルパーもそれ言うなよって話だけど。
脱税って話も、
節税の延長線上で、
正直グレーなこと多いし、
否定できなかった。
すると、お母様は、
さらにそもそもおたくの社長は、
電話でないし、連絡しないし、と続けた。
服部くんは好きなの。
けど、会社がねぇ、、、と言う。
(^◇^;)
おれのこと好きなのかよ!
そして、具体的な内容は忘れたが、
うちの社長が最初に言ってた話を途中で変えたとか、いろいろで、
あんたの会社潰す!と言われた。
私、本気だから役所に言って
あんたの会社への営業許可を取り下げてやる!
と、ガチギレされた。
おれは、はい!としか言えず、
恥ずかしながら24歳でお客様宅で泣いてしまった。
目には見えないお客様への信頼をどこかで壊してしまった様でした。
それに気付けなかった、また意識して信頼をつくれなかった私はまだまだでした。
また、不快な思いをたくさんさせてしまい反省している。