儲かる地域づくりに挑戦する!!林登の経営ブログ

1988年生まれ。30歳。石動小学校、石動中学校、福岡高校、帝京大学教育学科卒業。高校講師、介護現場で働く。明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科にて公共政策を研究。28歳で東京から富山県小矢部市にUターン。勝星産業(株)にて営業職に従事30歳で退職。小矢部市議会議員選挙に最年少30歳で当選。同年8月に会社設立し、稼げる、儲かる地域づくりにビジネスでも挑戦します。

【僕の考え】富山県は脱車社会を目指すべき!!公共交通こそ今後のカギだ(ー_ー)!!

富山市が平成18年に全国初のLRTを開業させ、
コンパクトシティ構想を推し進めている。
営業を富山地鉄の民間、線路の所有は富山市という
上下分離方式という新しい運営方法を確立し、
利用客の増加、高齢者の外出機会創出など、
一定の効果もあり、
自治体として非常に注目を集めている。
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国もコンパクトシティを推奨し、
交付金などの対象になっている。
 
そんななか、今年平成26年3月に
北陸新幹線が金沢まで開業した。
平行在来線と言われる、北陸新幹線
平行して走る既存の北陸本線は、
富山県内部分がとやまあいの風鉄道として
開業した。
いわゆる第三セクター
県が会社を作り運営するやりかた。
 
僕が危惧するのは、
とやまあいの風鉄道が存続できなくなり、
大量の税金が投入されるか、
廃止されるという事態だ。
JR当時に比べて運賃が値上げされ、
また、主な利用者である中高生は、
少子化に伴い減っている。
北陸本線の利用客推移は、以下の通り。
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参照元:http://www.pref.toyama.jp/branches/1133/derukui/vol200803/derukui25/dk25p04p13.pdf

 
利用者は明らかに減っており、
特に富山県内の人口減少かつ利用者減が大きい。
 
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この図を見ればわかるが、
平行在来線として運営している
他の会社もほとんど赤字
北陸の私鉄も既に赤字垂れ流しである。
 
私の提案としては、
北陸本線を全てLRTにすること。
駅を二倍に増やし、ホームを低床にする。
駅員を配置したりする駅舎をなくし、
全てICカード対応もしくは
車内で切符を買えるようににする。
国の支援を受けながら、県が中心になり
コンパクトシティ富山をつくる。
高齢者がLRTで出かけるようになれば、
介護予防の効果も期待できる。
また、地域の足としてもしっかり機能する。
課題として、初期投資は高いが
それに見合った効果は十分あるのではないかと考える。
 
さらに、今後は車は自動運転の時代に入っていく。
新しいGPSの補正を目的とした人工衛星が2017年に打ち上げられ、
2019年より運営開始される予定だ。
これによりGPSの誤差が数センチになるという。
この時には、GPS機能を使った車の無人運転、自動運転が実用化されはじめる。
もちろん山間部や駅から遠い場所の住民もいる。
自宅までは自動運転の車が迎えに来て、駅まで送ってくれる。
そんな仕組みがあれば、最高ではないだろうか。
雨や雪で天候が悪いことが多い北陸地域でも
外出の機会が増えそうだ。
 
少し妄想じみたことも書いてしまったが、
いずれにせよ、公共交通の利用促進が
今後、より深刻な課題になることは間違いない。
みんなの頭の片隅に入れておいてほしい。